世界の農業をリードする最先端植物生産システム
生育中の植物の生体情報・環境情報をリアルタイムに計測, 収集・分析し, その情報に基づいて最適な状態に栽培環境を制御する手法をスピーキング・プラント・アプローチ(Speaking Plant Approach, SPA)といいます. 植物工場システム学コースでは, SPAの実現を一つの柱に, 温暖化に対応した今後の持続可能な食料の安定生産システム構築に向け, AI(人工知能)やロボットなどの工学的な先端技術と農業の生産現場とをつなぐ先導的な教育研究を行っています. その他, フィールドにおける画像診断・ロボット化, 細胞・分子レベルの環境応答, 1細胞スケールでの計測技術, 収穫物のセンシングや鮮度保持技術の開発等, 生産からポストハーベストにいたる諸課題にも積極的に取り組んでいます. デジタル社会への変革や温暖化対応が強く求められる今日, 食料生産に関わる諸問題に俯瞰的かつ迅速に対応できる人材を育成します.
植物工場システム学コース長